「ミリオンダラー・ベイビー」とか

 仕事がちょっと山越えました。録画しておいた「金融腐食列島・呪縛」を朝っぱらから観たり。
 こないだ映画館で「ミリオンダラー・ベイビー」を観ました。展開が展開だからか、この人の映画にしては珍しく登場人物たちがストレートに心情を吐露していると思いました。クライマックスの展開をどう受け止めるかでこの映画への評価は変わってくるんでしょうが、俺は「まあ、そういうものか」という感じ。
 緊密で閉じた人間関係では、本人たちにしか通用しないルールや儀式が生まれることはよくあるし、結果として標準的な考え方から逸脱するのも別に珍しいことではありません。ラストのイーストウッド扮する主人公の自らの身の振り方も、その延長線上にあるんだろうなと。すごい映画ではあるんだけど、なんか難しい問題提起をしているように見えるのは、観ている側の錯覚なんじゃないかという気がします。
 それにしてもチャールズ・ブロンソンの映画並に自分と身内の名前ばっかりスタッフロールに並んでましたね。
 今日は時間があったら「フォーガットン」を観るつもり。
 香港版のショウ・ブラザーズ作品のDVDを何枚か買いました。時間があったらなんか書きます。

 平田弘史『日本凄絶史』(青林工藝社)。客観的に考えてやっぱりそうだよなということが確認された気がするので、平田弘史については近いうちにちょこっと書きます。
日本凄絶史日本凄絶史