サイドバーはそのうち直します。 『ビブリア古書堂の事件手帖』の重版が決まりました。買って下さった方、ありがとうございます。 重版用の原稿をチェックしてるところですが、今書いてる原稿とジャンルの隔たりがありすぎて頭の切り替えで難儀中。

ずっとエントリ書いてませんでしたが、近況報告ぐらいはしようかと。新刊が出ました。ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)作者: 三上延,越島はぐ出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2011/03/25メディ…

青少年健全育成条例改正案と『非実在青少年』規制を考える。

http://yama-ben.cocolog-nifty.com/ooinikataru/2010/03/post-ca2e.html こちらのイベントに行ってきた。 都条例としての問題点は山口氏のブログで言い尽くされており、俺から付け加えることはないが、どう考えても児童の人権保護のために行われようとして…

『イボグリくん』他

『イホグリくん』復刊……って絶版だったのか。大学生の頃『山上たつひこ選集』に収録されたものを読んだ。物凄いマンガだと思ったけど笑った記憶はない。『イボグリくん』には「主人公が終始狂っている」のみならず、「物語全体も終始狂っている」第二話*1も…

『モーフィアス』の続編を書いております。案の定、忙しくなってまいりました。でも、 こういうことはもう二度とないようにしたい。自ら踏んで壊したので、誰も責められない。

今日は『モーフィアスの教室』の二巻の著者校*1を受け取りにメディアワークスの編集部に行く。初めて行ってから六年ぐらい経つはずだが、初めて降りる階を間違えた。しばらく気付かないで「レイアウトが変わったのか」と思いながら、きょろきょろしながら徘…

最近観たDVD

ここ数日、俺の中で戦争映画祭り。スピルバーグ「プライベート・ライアン」、増村保造「赤い天使」、エレム・クリモフ「炎628」。「赤い天使」の特典映像を観ていたら、若尾文子の口から「プライベート・ライアン」の話が出てきて驚いた。「戦場のリアルな描…

昨日は担当さんと電話で打ち合わせ。八日あたりから新刊が本屋に並び始める由(地域差等あるので一概には言えないが)。この時期になるといつもいても立ってもいられなくなって、外へ飛び出していってはなにもしないで戻ってくる。デビューしたての頃、いつ…

すごい。一年半ぶりだ…… 忙しいとか体調に問題があったとか色々あってネットから離れていたんですが、そろそろ新シリーズが発売されますし、心機一転で書き始めることにしました……と、言っても多分内容は特に変わり映えしないですし、毎日は無理っぽいので緩…

「筑紫哲也・安住紳一郎NYテロ5年目の真実」

録画してあった分をざっと見た。全体的に言って、幅広い取材に基づくいいドキュメンタリー番組だと思った*1が、筑紫哲也が「世界中の誰もがあの日自分がなにをしていたのか、記憶している事件」という意味の発言をしていた*2ことに多少の引っかかりを覚えた…

何はともあれ仕事中。

資料でも何でもなく。

杉勇『楔形文字入門』(講談社学術文庫)。19世紀あたりの古代文字の解読って、先人とは知識のバックボーンの異なる異才が数十年に一度現れて、ドカンと進展するというパターンが多い気がするな。 保阪正康『東條英機とその時代』(ちくま文庫)。東條英機の…

新作

電撃のメルマガではもう速報が出てるんですけど、四月に新作が出ます。とりあえずタイトルは『天空のアルカミレス』。去年の後半から新年にかけて、三ヶ月ぐらいずっとこれにかかりっきり。今回は本当に難産でした……内容についてはそのうち。

とか言っている間に二月になっていたり。ちょっとデザインをいじってみました。「かんたんデザイン設定」だとフッダとヘッダの内容が上書きされる、というのを完全に読み飛ばしてて、ちまちまタグ書いて作ったサイドバーのモジュールがなくなったので、また…

超久しぶりに書くのでなんか書き方が思い出せません。はてなダイアリーの管理画面もなんかちょっと変わったし。 明けましておめでとうございます……と、言っても気分的にはまだ12月45日ぐらいです。 土日はこれから籠もって仕事ですが、とりあえず週明けに新…

最近読んだモノ。

ロバート・R・マキャモン『スワン・ソング』、サミュエル・R・ディレーニイ『バベル17』、二ノ宮知子『のだめカンタービレ』13巻、平田弘史『薩摩義士伝』5巻、三浦健太郎『ベルセルク』29巻、森達也『A』。『スワン・ソング』、今まで読まなかったことを…

色々。

体調がイマイチはっきりしません……が、仕事はやっています。ところで、こないだの電撃のメルマガの『山姫アンチメモニクス2』の紹介文が間違ってました。一瞬、俺も目を疑いましたが、正しくはこうです。 山姫を天敵と狙う少年剣士、アメリカから来た「山姫…

……気がついたら三ヶ月ぐらい経ってしまいました。 とりあえず生きています。数日中に再開予定。

「ヒッチコック劇場」

以前買っておいた「ヒッチコック劇場」第二集のDVDを開けた。ロアルト・ダール原作・ヒッチコック監督「兇器」をとりあえず観る。ダールが脚本も手がけていて、過不足なくきちんとまとまった作品だけど、「いいチキンを冷凍してあるの」という字幕の情け…

Musical Baton

高校時代からの付き合いのホシノ君からコレが回ってきました。元々は海外からなのかな? 答えるのはいいんだけど、他のヒトを紹介するのだけはカンベンして下さい。batonという主旨を無視しているけど許せ。あと、昨今の流行とか全然知りません……と、ひとし…

「ミリオンダラー・ベイビー」とか

仕事がちょっと山越えました。録画しておいた「金融腐食列島・呪縛」を朝っぱらから観たり。 こないだ映画館で「ミリオンダラー・ベイビー」を観ました。展開が展開だからか、この人の映画にしては珍しく登場人物たちがストレートに心情を吐露していると思い…

もう旧聞に属するけど、ちょっと雑感↓ http://www.narinari.com/Nd/2005054455.html あくまで「元古書店員(見習い)」として言うと、多分これを知った全国の古書店のマンガ担当者は、『MASTERキートン』(以下、『キートン』)の余剰在庫に対する見方を…

岡本喜八「江分利満氏の優雅な生活」

山口瞳のエッセイ集を映画化したもの。主役もナレーションも小林桂樹が演じる一人称的なスタイルなのだが、両者は完全なイコールの関係ではない。ナレーションは江分利の半生や言動を、自在に解説したり批評したりする。いわばこの映画の主人公は「日常生活…

ちょっとだけ仕事一段落。ま、続きはありますが。とりあえずコレを予約しました。ホラー映画に興味がある人は必見です。 映画はおそろしい ホラー映画ベスト・オブ・ベスト DVD-BOX

香港映画のすべて(訂正済)

NHKのBS2で三時間に渡って放映していた「香港映画のすべて」、予約をすっかり忘れていて、最初の一時間近くを録画できなかった。さっき仕事上がりに残りの二時間をざっと見ていたのだが、かなりイイ。「武侠映画」「カンフー映画」「女優」の三つにテ…

ただいま仕事中。

仕事とか

サイトリニューアル中。パッと見で職業が分からないとアレかなと思い、サイドバーに著書を入れてみました。暇を見てもうちょっと手を入れる予定。はてなアンテナもついでに取り込もうかと思っています。 来月には『シャドウテイカー』の五巻が発売されます。…

森谷司郎「首」(ネタバレあり)

CSで。今井正の「真昼の暗黒」と同じく、正木ひろし弁護士の手記をもとに、橋本忍が脚本を担当したドキュメンタリータッチの佳作。扱われているのは当然実際に起こった事件である。昭和十八年、舞台は茨城の炭坑。一人の炭坑夫を警官が拷問死させるが、「…

復活・平田弘史先生訪問記・首

ちょっとネットから遠ざかってましたが、できる限りまた日記を書いていくことにします。忙しくなったら中断するかもしれませんが。 仕事については次の日記で書きますが、他にもいくつか書きたいトピックがあります。まずは今一番注目しているのはたけくまメ…

イーストウッドとか

家から出られないのでDVDを観ています。「ミリオンダラー・ベイビー」を待つ間に90年代以降のクリント・イーストウッドの主演・監督映画を一応観ておくつもりで、何本か借りてきました。俺はイーストウッドの評伝をほとんど読んでないんですけど、それでもこ…