「テロには屈しない」というのは、要するに「見殺しにするかも」の言い換えなのですね。テロリストに要求されたからといって、政府としては撤退させるわけにはいかないだろう。ところで、かつてダッカ事件日本赤軍の要求を飲んで拘留中のメンバーを釈放させたのは、今の福田官房長官の父親の福田赳夫だった。福田官房長官の記者会見を見る限りでは、父親の行動を他山の石としている気がする。

 シアターブルックのベスト盤を買ったら、レーベルゲートCDだった。ダビングの回数が制限されるのは知っていたが、まさかPCでは専用のプレーヤーでないと再生も出来ず(ものすごく使いにくい)、しかもダビング可能といっても、独自の規格なのでほとんどのMP3プレーヤーでは対応してないとは思ってなかった。まーアレだ。「PCでCD聴くヤツはユーザーじゃない」ってことか。
 著作権を守るべきだという主張には俺も賛成なのだが、CCCDといい、こういう「練れていない」規格を平気で市場に投入する神経は正直言って理解できない。こういうやり方で、果たしてレコード会社と消費者とミュージシャンの幸福な関係に繋がるんだろうか。少なくとも、俺は好きなアーティストでもレーベルゲートCDでは二度と買う気しない。他の人はどうだか知らないけど。
 もともとCDを買う時、俺はあんまりジャケとかに興味を持たない。なんというか、「自分用にダビングする権利」を買っている感覚なので、どうせダビングして持ち歩けないんだったら、レンタルでちょっと聴いて済ませちゃった方がいいやという感じ。